【法人設立の基礎知識】「責任」の範囲で決まる会社の形|有限責任・無限責任の違いを解説
【法人設立の基礎知識】
「責任」の範囲で決まる会社の形|有限責任・無限責任の違いを解説
こんにちは。行政書士 江森事務所です。
法人設立を検討する際、多くの方が「株式会社」か「合同会社」かで悩まれます。
しかし、日本の会社法には他にも「合名会社」「合資会社」という形態が存在します。
これらを見分ける最大のポイントは、万が一の際に経営者が負う「責任の範囲」です。
今回は、専門的な分類に基づき、各法人の特徴をフラットに解説します。
- ① 日本における「4つの会社形態」
会社法上の会社は、大きく分けて以下の4種類に分類されます。
株式会社
合同会社
合名会社
合資会社
これらは、出資者が負う責任が「有限」か「無限」かによって、その性質が大きく異なります。 - ②「有限責任社員」と「無限責任社員」の違い
ここで言う「社員」とは、従業員のことではなく、「会社にお金を出した人(出資者)」を指します。
■ 無限責任社員(合名会社・合資会社の出資者)
・責任の範囲
会社の負債に対し、自分の全財産を投げ打ってでも支払う義務を負います。
・リスク
会社が借金を返せなくなった場合、
出資者の個人資産(自宅や預金など)が差し押さえの対象 となります。
・特徴
高い信頼関係にある少人数での経営に向いていますが、リスクが非常に大きいため、
現代の新規設立では選ばれるケースが少なくなっています。
■ 有限責任社員(株式会社・合同会社の出資者)
・責任の範囲
自分が出したお金(出資額)の範囲内まで。
・リスク
会社が倒産しても、出資したお金が戻ってこないだけで、
それ以上の個人資産を持ち出してまで弁済する義務はありません。
・特徴
リスクが限定されているため、第三者からの出資を受けやすく、
現代のビジネスにおいて標準的な形態となっています。 - ③ 各会社形態の比較まとめ
各形態には、それぞれ法的なメリット・デメリットが存在します。
- ④ 埼玉・川崎エリアで最適な「器」を選ぶために
株式会社、合同会社、あるいは合資・合名会社。
どの形態が最適かは、そのビジネスの目的や、将来どのような規模を目指すかによって決まります。
社会的信用や将来の規模拡大を重視するなら「株式会社」
設立コストを抑え、柔軟な内部設計を重視するなら「合同会社」
出資者同士の強い結束と伝統的な形を重んじるなら「合資・合名会社」
江森事務所では、お客様の事業計画に最も適した形態をフラットな視点でご提案いたします。
さいたま市、川崎市など、あなたの起業をしっかりサポートします。
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